一畳という「間」の広さの可能性と、それを連続することで生まれる新しい「間」を提案する。ユニットは再生古紙を使った3×6DANで構成され、しきる、しまう機能がしつらえられている。
らくにうごかせる、ひとり分にちょうどいいミニマムスペース。シンプルにひつような機能をみたす。決して飾らず、やりすぎない。
つかわなくなったら…、分解して保管、分別して資源。
「部屋」は、別々に隔てた家の意味から「隔屋・戸屋(へや)」が語源である(©語源由来辞典)。つまり家の中に別々に隔てた家があることを意味する。
「間」は、家屋内の一区切り、建物の柱と柱の間、すきま(大辞林)。かつて、柱と柱でつなぐ「間」を開けて広げて、閉めて塞いで、ふすまで自在に操った。
別々に隔てた「部屋」から一区切りをつなぐ「間」に。
たとえば、「一畳」の「間」を自在に、つなぐ。変化をかろやかに、しなやかに、楽しむ。
再生強化紙を複合成形した特殊複層コルゲートボード。日本建築における基本モジュール「3尺×6尺(909mm × 1,818mm)」を基本とし、柔らかい素材感、扱いやすい大きさ、しなやかさと適度な重量感、耐久性を有し縦横に強くつながる。
特殊複層コルゲートボード居心地をしつらえる ユナイトボード
世界で初めてダンボール式建材を実用化して50年、「ダンフスマ」から「可動KABE」まで幅広く、一般常識と異なる顧客本位の視点で粋なプロダクツを提案しています。
今回、これまで培ったかみわざを駆使し、かるく、つよく、しなやかな紙構造体3×6DANを強固に立体につないで、新しい暮らしの「間」を提案します。
一畳UNITは、家具と仕切りでつないで一畳間を構成しています。UNITの種類によっては、一人、二人で使うには十分な広さ、機能を備えています。さらにこのUNITを連続、非連続に繋げることで、新しい空間の使い方が生まれるかもしれません。つかわなくなったら、分解して保管、分別して資源…空間を自在に。